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最近では、食品工場などで急速に冷凍できる急速冷凍機を導入している企業も増えています。導入を考える際、「急速冷凍機の費用はどのくらいかかるの?」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、一般的な急速冷凍機の費用や種類、設置までの流れなどを詳しく解説していきます。
急速冷凍機の導入をお考えの方は、プロトンエンジニアリング株式会社へご相談ください。業務用プロトン凍結機の取り扱いがあり、解凍時間が早く、ドリップが少ないのが魅力です。ぜひ業務用プロトン凍結機の導入を検討してみてください。
目次
業務用急速冷凍機の本体価格と導入コストの目安
急速冷凍機とは、その名のとおり、素早く食品などを冷凍してくれる機械のことです。「急速凍結」とは、マイナス30℃以下の冷気を強く吹き付け、おおむね30分以内に最大氷結晶生成帯を通過、凍結させマイナス18℃以下まで冷却保管することをいいます。
急速冷凍機の本体価格や導入コストの目安、技術の種類を把握しておくことで、自社にとって最適な製品を選択することができるでしょう。下記では、急速冷凍機の導入時の通常初期費用と種類をそれぞれご紹介していきます。
通常急速冷凍機を導入すると費用やランニングコストはどのくらい?
通常、家庭用の冷凍庫はメーカーや機能性にもよりますが、5~20万円程度の値段のものが多いです。一方、業務用の急速冷凍機は小型の機種であっても200~300万程度の費用が必要で、中には1,000万円以上する製品もあります。この値段の差は、機能性と処理速度に大きな差があるためです。
業務用の急速冷凍機は、食品からにじみ出る旨味を含んだ汁であるドリップの発生を抑えてくれるほか、食品の鮮度を高い状態で保存することが可能です。また、スピードについても1時間あたり100kgの冷凍が可能な製品も登場しています。
急速冷凍機には以下の3種あります。
- ①エアブラスト:マイナス30℃~35℃の冷気を吹きつける。
- ②浸漬式:マイナス30℃の不凍液につける。(アルコール等)
- ③液化ガス噴霧式:液化炭酸・液体窒素を食材に噴霧する。
この3種は小型の冷凍機では比較的検討される機種です。
それぞれの凍結種類によって適した食材、パッケージがあります。
ランニングコストの安さは、1.エアブラスト 2.浸漬式液化 3.ガス噴霧式の順になります。
イニシャルコストの安さは、1.ガス噴霧式 2.浸漬式液化 3.エアブラストの順となります。
急速冷凍機を選ぶ際には、冷凍するものは何なのか、設置場所、食材を冷凍する量、1時間あたりにどのくらいの冷凍スピードが必要なのかなどを踏まえながら、判断するとよいでしょう。
急速冷凍技術の種類
急速冷凍技術には、下記の5つの種類があります。それぞれの技術の特徴を理解し、自社で扱っている食品に最適なタイプを取り入れるとよいでしょう。
液体凍結のリキッドタイプ
リキッドタイプは、熱伝達率が高く、食品を-10℃~-35℃の液体に食品を浸して凍結させる手法です。0℃以下になっても凍らない液体を使用しているため、液体が固まってしまうことはありません。
空気凍結のエアーブラストタイプ
エアーブラストタイプは、熱い状態の食品の冷却に使用されることが多く、直接冷気を吹きかけることで、凍結させる手法です。ほとんどの急速冷凍機でも採用されており、機種にもよりますが、-35℃のものが一般的です。また、通常の冷凍庫との違いは、食材の形状や特性によって、風の当て方を柔軟に変更できる点にあります。
接触凍結のコンタクトタイプ
コンタクトタイプは、プレート式冷凍やコンタクトフリーザーとも呼ばれ、低温のプレートに食品を直接置くことで、凍結させる手法です。冷却されたプレートに食品が直接接触するため、冷凍効率のよさが強みです。また、食肉やすり肉などの大量生産に使用されることが多く、プレートで食品を挟んで、加圧や食品の成形も可能です。
液化ガスタイプ
液化ガスタイプは、-79℃の液化炭酸ガス、-196℃の液化窒素ガスを食品に直接吹きかけることで、凍結させる手法です。ランニングコストは比較的高いですが、圧倒的に低温であることから、凍結スピードが大変速いです。また、構造が単純なのでメンテナンスが簡単です。
プロトン凍結タイプ
プロトン凍結タイプは、最新の急速冷凍技術といわれており、磁石と電磁波に冷風を組み合わせて凍結させる手法です。氷の結晶が大きくなるのを防ぎ、マグロのような繊細な魚介類でも鮮度の高い状態で保存できるのが特徴です。業務用のプロトン凍結機を導入することで、食品ロスの削減や鮮度維持が期待できるでしょう。
下記サイトより、納入事例をご覧いただけます。
食品工場の効率化と省人化に業務用凍結(冷凍)機・解凍機!
食品工場には、効率化と省人化を兼ね揃えた業務用プロトン凍結機の導入がおすすめです。業務用プロトン凍結機は、最新の急速冷凍技術で高鮮度の維持や、流出するドリップが少なく、注目を集めています。 こちらでは、テストルームで確認できることや設置までの流れについてご紹介していきます。業務用プロトン凍結機のスムーズな導入のためにも、ぜひチェックしておきましょう。
業務用プロトン凍結機のテストルームもご用意しています
急速冷凍機を導入した後に、「思っていたのと違った」とならないように、テストルームで凍結テストを実施している企業も多いです。
テストルームでは、下記のようなことを確認できます。
食品と機種の相性
食品と機種には相性があるため、凍結テストで判断することのメリットは大きいといえます。実際に、凍結時間や見た目、香り、味などの比較が可能です。
食品凍結までの時間
食品は同じものでも産地やレシピによって成分が異なることがあり、凍結までの時間もそれぞれ違ってくる場合があります。そのため、凍結テストによって食品の凍結時間を計測するのは重要だといえるでしょう。
一度に冷凍できる食品の量
機種によって食品を冷凍できる量が変わってくるので、一度凍結テストをしておくことは重要です。例えば、一度に冷凍できる量が50kgであるにもかかわらず、それ以上の量で冷凍すると、冷凍時間が長くなり、製品の劣化につながる恐れがあります。適切な量を把握することで、効率的に急速冷凍機を扱うことができます。
業務用プロトン凍結機の導入をお考えの方で、テストルームの詳しい情報を知りたい方は下記をご確認ください。
業務用急速冷凍機のご検討から設置までの流れ
急速冷凍機の設置が完了するまでの流れを理解しておくことで、スムーズに導入することができます。一般的に、急速冷凍機を設置する際の流れは下記のとおりです。
要望事項の打ち合わせをして、凍結テストの実施
お客様の要望をヒアリングした後に、凍結テストを実施します。凍結テストにより、企業様にとって最適な製品の特徴をつかむことができます。
現地調査や打ち合せ
ヒアリングと凍結テスト終了後は、現地調査を行って仕様を打ち合せし、設計に進みます。工事完了後の不手際がないよう、慎重に現地調査や打ち合せが行われます。
設計・見積もり
現地調査と仕様の打ち合せを踏まえて、設計および見積書の提出が行われます。設計については、現場の面積などをもとに判断を行います。
現場工事と設置
具体的な設計が完了したら、現場工事が始まり、急速冷凍機の設置までが行われます。
完成後の動作確認や使用方法の確認
最後に設置が完了したら、問題がないかを確認するため、試運転や、担当者へ使用方法の説明などを行います。
業務用プロトン凍結機の導入をお考えなら
業務用の急速冷凍機は、性能や機種によって大きく異なりますが、小型の機種であっても300~500万程度の費用が必要となり、大型の業務用急速冷凍機を導入するとなると、より多額の費用を要します。
業務用急速冷凍機を導入する際は、冷凍する食材や設置場所、食材を冷凍する量、冷凍時間などを踏まえ、きちんと予算の計画を立てて慎重にお選びいただくことをおすすめします。
実際に機種の性能を確認したい場合は、テストルームの利用ができる企業もありますので問い合わせてみるとよいでしょう。
設置までの流れを事前に知っておくと、スムーズに導入できます。
業務用の急速冷凍機の導入をお考えの方は、プロトンエンジニアリング株式会社へご相談ください。業務用プロトン凍結機の取り扱いがあります。
凍結に不向きといわれる食材も、業務用プロトン凍結機を導入いただければ可能となることもあります。ぜひ積極的に業務用プロトン凍結機の導入を検討してみてください。
プロトン解凍機の納入事例
ホテル・旅館等に向けて和惣菜を製造されている高級食材加工の会社様
課題として以下の2つがありました。
- 冷凍庫が老朽化しているため、冷えが悪くなり冷凍時間が遅くなっている。
- 冷凍原料を解凍し加工、再凍結をしているが、解凍に時間がかかるため生産性が悪い。
冷蔵保管機能が搭載されている低温高湿度プロトン解凍機を導入後、冷凍時間は自然解凍で丸一日かかっていた解凍時間が3時間程に短縮、コストは新規で設置するより30%~40%に抑えられました。
果実ソース製造メーカー様
ペール缶の果汁ソースは表面温度の管理上、解凍温度を低くして冷蔵庫解凍を行っており、解凍に2週間以上かかっていました。低温高湿度プロトン解凍機を導入後、
- 「24時間で解凍できるようになり、想像以上の早い解凍」
- 「解凍状態も良い」
- 「納期短縮できた」等
お客様からの高評価をいただきました。
務用プロトン凍結機の導入をお考えならプロトンエンジニアリング株式会社まで
会社名 | プロトンエンジニアリング株式会社 |
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代表者 | 代表取締役 庄司 晃 |
設立 | 2018年3月26日 |
住所 | 〒140-0013 東京都品川区南大井二丁目7-9 アミューズKobayashiビル 3階 |
電話番号 | 03-6423-0478 |
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