製品紹介

お客様の課題を解決する次世代型プロトン解凍機・解凍庫の設計製造販売

プロトン解凍機・解凍庫

プロトン解凍機・解凍庫とは

食品工場で解凍工程の改善にあたり「半解凍でよい」「完全解凍したい」
後工程での目的で大きく異なります。
解凍システムのメーカーは少なく「半解凍が得意」「完全解凍が得意」「小型標準機なら対応」等々
「プロトンエンジニアリング」の「プロトン解凍機」は「完全解凍~半解凍、小型標準機~大型まで」お客様のニーズに合わせて対応が可能です。

食品工場における解凍技術の課題

  • プロトン解凍 肉体労働の軽減

    1.人手不足の問題

    自然解凍・水解凍の場合、解凍のための休日出勤、原料の解凍作業が肉体的負担となるため、人が集まらない。
  • プロトン解凍 スピード解凍

    2.解凍時間が長い

    畜肉では商品製造日の2日前から解凍、果汁等は2週間以上かかるため、生産性が悪く、解凍スペースが必要となるため、効率も悪い。
  • 大型プロトン写真

    3.解凍ムラの問題

    夏は溶けすぎ、冬は解凍できないため、解凍状態にバラツキが起こり、次工程に影響している。

プロトン解凍機のメリット:完全解凍・半解凍対応、小型~大型、既設改修工事 幅広いニーズに対応

解凍速度 業界No.1 ・低温解凍でも早い(特許技術 湿度100%で最速解凍):鶏肉2kg 完全解凍3時間
・一斗缶・ペール缶・ドラム缶は1晩、鶏肉は3時間で完全解凍。
・季節に左右されずに一年中安定した品質提供と省スペースで大量処理
均一解凍と省力化を提案 ・コンテナ台車で、ムラなく均一解凍し、歩留まりもアップ。
・差圧式で穴あきコンテナに風を通すことができるため、均一に解凍できる。
・整流板・軸流ファンで風をコントロールし、ムラなく解凍でき、ドリップも抑えられる。
労働環境改善 ・冷蔵機能を搭載 表面温度をコントロールし、重労働・休日出勤が不要。
・解凍終了後は冷蔵庫として使用できるため、そのまま冷蔵保管ができる。
・解凍後の表面温度コントロールができるため、食品の鮮度を維持することができる。

プロトン解凍機の特徴

特徴① 特許技術 湿度100%
特徴② イニシャル・ランニングコストもお得
特徴③ 解凍プログラムにノウハウ
特徴④ シンプル構造
特徴① 特許技術 湿度100%
プロトン解凍機は特許技術である「湿度100%」により、速さを実現しました。

低温高湿度のエネルギーとして「潜熱」に着目しています。
潜熱は非常に大きな熱量を蓄えているため、効率の良い解凍手段となります。

プロトン解凍機は「低温域10℃での相対湿度100%」でも解凍が早いのです。
特徴② イニシャル・ランニングコストもお得
専用台車が不要です。通常は「ステンレス製 台車+トレイ」を使用していますが、「プロトン解凍」は写真のような「穴あきコンテナ」の対応が可能です。イニシャルコストがかからず、自動洗浄機による洗浄ができるので清掃の負担が軽減できます。
大型プロトン解凍機 コンテナ対応 
「穴あきコンテナ」
大型プロトン解凍機 コンテナ対応 
プロトン解凍機庫内
特徴③ 解凍プログラムにノウハウ
解凍食材に合わせ、プログラムを調整します。
表面温度が上昇しすぎないように、解凍工程①、②と切り替え。中心温度が凍結点を超えたタイミングで「締め冷蔵」とし表面温度を冷やし込みます。
特徴④ シンプル構造
プロトン解凍機は、庫内がシンプル構造なので清掃が簡単です。

プロトン解凍機 


システム規模
標準機:40kg、160kg

現場据付型: 500kg~大型 個別設計


強み・特徴
小型~大型、半解凍・完全解凍と 広い解凍ニーズに対応可能
既存冷蔵庫の改修提案が得意、輸送コンテナ仕様
相対湿度100%:特許技術
最速解凍:2kg鶏肉を3時間で完全解凍
一斗缶、ペール缶、ドラム缶 にも対応


制御、解凍モード
解凍プログラム10パターン、運転温度データ取り出し可能
解凍後、自動で冷蔵へ切り替え
「冷凍保管+解凍+締め冷蔵」対応
休日対応モード
冷蔵庫として使用可能

台車、トレイ
コンテナ台車を推奨
大型食材の場合、ステンレス台車の提案が可能
既設台車の活用可能
その他 ※コンテナ台車:「穴あき樹脂コンテナの段積み+キャリー」のこと。
※樹脂コンテナ用自動洗浄機を活用すれば、容器洗浄の作業負担がゼロ。
プロトン解凍と従来手法(冷蔵庫解凍、自然解凍、水解凍)比較
方式 プロトン解凍 冷蔵庫解凍 自然解凍 水解凍
解凍方法 低温高湿度解凍(冷蔵機能+蒸気)
風速のコントロール
冷蔵庫で解凍(-5℃~10℃) 空調や扇風機で解凍 貯め水に浸漬   
かけ流しで解凍
フィールド 厨房~食品工場 厨房~食品工場 厨房~食品工場 厨房~食品工場
解凍時間 鶏肉2kg:3時間
牛肉60ポンド(27kg):一晩で完全解凍
低温の為、時間がかかる 季節により変動 比較的早い
特徴 ・解凍時間が速いのでドリップは少ない。
・解凍プログラム機能で休日出勤ゼロ。
・表面温度管理ができる。
・低温解凍の為、品質面・衛生面は良い。
・解凍時間は長い。
・空調の風の当たり方により解凍ムラが生じやすい。 ・長時間、漬込みがちなのでドリップが多く出やすい。
・衛生面でも懸念がある。

特許技術である「湿度100%」により、速さを実現。 特に「低温域10℃での相対湿度100%」では早い解凍が可能

 ※解凍時間の比較例                     
対象物 プロトン解凍機の解凍時間 一般的な解凍時間
2㎏鶏肉 完全解凍まで3~4時間 一晩(8~24時間)
60ポンド肉 完全解凍まで 一晩 3日間(予備解凍含)
2.5㎏エビブロック 3時間前後で氷部を解凍 5~24時間
ドラム缶(200㎏)の果汁やコーヒーエキス 少し氷を残して一晩で解凍 季節によるが、
一斗缶・ペール缶のイチゴシロップ漬け ソフトボールサイズの氷を残し、一晩~24時間 数日~2週間
プロトン解凍機 導入までのステップ

東京品川テストルームにて解凍テストが行えます。

「完全解凍・半解凍」お客様の解凍条件に合わせて設計いたします。

  • 解凍の課題解決に

    お問合せ・資料請求

    ・電話・メール等にて、お客様の
     お困り事 課題等ヒアリングさ  
     せていただきます。
    ・お客様のニーズに適した製品を
     ご提案いたします。
  • 解凍の課題解決にプロトン解凍

    解凍テスト・ご提案

    ・穴あきコンテナ、一斗缶・ペール缶
     ドラム缶も対応いたします。
    ・事前テスト、現場調査を行います。
    ・食材の荷姿・解凍量に合わせて設計
     既設の改修工事も対応します。
  • プロトン解凍機 

    製 作・設 置 

    ・設置工事を当社で行います。
    ・ご契約後、機器の手配を行います。
    ・導入後のメンテナンスも対応して
     おります。

プロトン解凍機の導入実績

  • プロトン解凍 解凍作業の効率化

    【寿司解凍(節分:恵方巻)】生産性改善

    【導入前のお困りごと】 
    ・製造工程(凍結・解凍)は多くの人手に頼っていました。

    【導入後の効果】 
    ・節分前から計画的に製造し冷凍保管、節分前日に解凍機に必要な量を解凍し、当日は出荷するだけ。   
    ・既存のコンテナが使えるので、作業工程に影響がなくスムーズに作業が進みました。 
  • プロトン解凍 スピード解凍

    【ペール缶・ドラム缶:果汁解凍】解凍時間の短縮 

    【導入前のお困りごと】
    ・冷蔵庫解凍では、解凍に2週間以上かかっていたため、解凍のための冷蔵スペース調整に苦慮していました。
    ・発注があっても、短納期に合わせることができませんでした。

    【導入後の効果】
    ・24時間で解凍できるため、冷蔵スペース調整が必要なくなりました。
    ・「発注後翌日納品」ができるので、チャンスロスが改善されました。
  • プロトン解凍 品質向上 ドリップ低減

    【豚肉解凍】ドリップ改善 解凍品質の向上

    【導入前のお困りごと】 
    ・水解凍を行っていたため、温度管理がしにくいため、ドリップが多く、肉色も悪くなっていました。

    【導入後の効果】
    ・水解凍のドリップが10%以上であったが、3%まで改善されていました。
    ・たんぱく質もアップし、解凍品質も向上しました。