【差圧】 「バッチ式 急速凍結機」を納入しました！ | 食品業界に新しい風を巻き起こすプロトン解凍機を販売しその活用方法などを考察します

大手調味料製造会社様にバッチ凍結機を納入させて頂きました。
食材はパック品ですが、企業秘密ということでした。

「計画条件」はパックに充填後の食材の凍結。
①凍結能力は136kg/h 　しかし、お客様から要望があり264kg投入
②食材はパック品
③目標温度帯は約40℃から０℃に急速冷却

プロトンエンジニアリングの得意な「差圧式バッチ凍結機」です。
均一な急速凍結が可能な差圧ブースを採用しています。

凍結機への台車の搬入がスムーズな親子台車のご提案をしました。

　　　　　　　親子台車　　　

穴あきコンテナーに冷風をまんべん無く通風することにより、上段下段もムラが無く均一に急速凍結ができます。

　　　　　穴あきコンテナと差圧ブース　　　
　　　　　　
食材もパック品に限定されていた為、冷凍機器も安価な仕様でご提案しました。
デフロストも散水式ではなくヒーターデフロストとしました。
専用台車も不要で穴あきコンテナ仕様としましたので、イニシャルコストも安価にできました。
そのため、短工期にて納入が可能となりました。

工事前にお客様から結露対策の依頼を受けておりましたので、床パネル・壁パネルのスキマにはグラスウールを詰めこみ結露対策も施させて頂きました。

「導入後の評価」
・リモコンの温度は-38℃を表示していますが、実際の庫内は-42℃くらいまで冷やしこみできました。

　　　　　リモコン表示　　

　　　　実際の庫内表示
　　　　　　　
・製品の初温は39.9℃。そこから差圧ブースに投入して30～40分程で0℃に到達。
お客様はその速さに「すごいね」と驚かれておりました。
緩慢と同じ条件下にて実験したところ40分で25.9℃までしか下がっていませんでした。
お客様も緩慢と急速凍結の差を感じて頂き大変喜ばれておりました。

プロトンエンジニアリングは解凍機だけでなく、バッチ凍結庫も得意としております。
是非お気軽にお問合せ下さい。