【解凍】 半解凍・完全解凍 用途に合わせた最適な「解凍レベル」を柔軟にコントロール
食品加工の現場では、求められる解凍の状態が異なります。
大量の原料を挽肉やスライスにしたい。調理加工して製品を製造したい。
それぞれの用途に合わせて解凍状態が異なります。
挽肉やスライスする場合は半解凍となるので、ドリップは出ませんが
加熱調理等を行う場合は、芯を残さずに完全に解凍することになりますが、どうしてもドリップが出てしまいます。
プロトンエンジニアリングは、この多様なニーズに柔軟に対応します。
| 使用目的 | 解凍状態 | 活用シーン |
| 商品を製造するための解凍 | 完全に解凍 | ドリップを抑えつつ、芯まで解凍されている状態。解凍ムラがないので、調理加熱等最終商品の品質が均一に仕上がります。 |
| 挽肉、スライスをするための解凍 | 半解凍(または芯残し解凍) | 挽肉やスライスなど、包丁や機械で切断・加工しやすいよう、適度な硬さを残しているので、作業効率が向上します。 |
食材の種類やその後の加工プロセスに合わせ、「完全解凍」から「半解凍(芯残し解凍)」まで、目的に応じた解凍レベルを正確にコントロール。
これにより、後工程の作業効率と製品の仕上がり品質が格段に向上します。
解凍プログラムによる「省人化」と「コスト削減」
プロトンエンジニアリングのシステムは、単なる解凍装置に留まりません。
解凍のための休日出勤はもう不要!
システムに搭載された解凍プログラムを活用することで、作業者がつきっきりになる必要がなく、自動運転による解凍が可能となります。
これにより、これまで必要とされていた解凍のための休日出勤が不要になり、人件費の削減と従業員の働き方改革に貢献します。
プログラム設定一つで、必要な時間に最適な状態で解凍が完了するため、大幅な省人化を実現します。
素早い・ムラのない解凍を実現する技術力
プロトンエンジニアリングの解凍技術の最大の特長は、「解凍スピード」と「均一性」です。
1. 短時間で完了する解凍プロセス
従来の自然解凍や冷蔵解凍に比べ、圧倒的に短い時間で解凍を完了できます。
これにより、作業効率が大幅に向上し、急な需要への対応も柔軟になります。
2. 品質を保つムラのない解凍
低温で食材全体を均一に解凍するため、ドリップの過剰流出を抑制します。
ですから、「旨味成分」の流出も防ぎ、食材本来の鮮度や風味を損なうことなく、高品質な状態での解凍を実現します。