冷却装置の熱交換器の緑錆洗浄
今回は設置から20年経過の企業から「冷却装置の熱交換器に緑錆が発生している」と緊急コール‼
まずは、現地調査へ
【現場調査報告】
①緑錆が庫内に飛散している状況。
②熱交換器の内側に緑錆が多く、その影響か銅フィンの肉厚が薄くなっている。触ると柔かい。
③熱交換器の内側 下部は銅管と銅フィンの接触部が腐蝕しており、浮き上がって・脱落しかけている。
④熱交換器の内側 日常の洗浄の影響か、フィンが斜めに折り曲げられた状態であった。
⑤使用冷媒が2020年に完全に廃止となっている『R22』を使用中。
【お客様の要望】
「清掃することで『冷却装置の熱交換機』をリセット」➔改善不可であれば「熱交換器の更新」
との事から急遽、熱交換器の緑錆洗浄を行うことに。
注意点!!
・経年劣化状態による復旧リスクも踏まえ、洗浄前後の運転・ガス保有状態の確認。
・洗浄作業にあたり、熱交換器を傷めないように細心の注意を払い洗浄を行う。
【作業報告】
作業手順:洗浄前運転確認⇒機器廻りの養生⇒電源遮断⇒冷却装置洗浄作業⇒試運転確認
洗浄の際のPOINT:洗浄だけではなく、乾燥後 再度洗浄を行う事で微細な緑青を除去できた。
【お客様へのご提案】
・緑青は銅材質の酸化腐蝕であり、腐食成分の蓄積 及び 湿気が大きな要因と推定しているので
定期的に腐食成分を洗い流す洗浄や運転終了後の乾燥を推奨します。
・使用中の『R22』は前記の通り廃止となっている冷媒の為、新冷媒への更新を推奨。
【まとめ】
まだまだ、このような事例でお困りの方はいらっしゃるかと思います。
『緑錆』『新冷媒への切り替え』こんな相談・困りごとにもプロトンエンジニアリング株式会社は対応いたします。
是非、お気軽にお問合せください。