解凍作業編:「あたり前」を見直せば効率が上がる 。

query_builder 2024/04/26

毎日、同じ事を繰り返しているとそれが当たり前になり、改善の余地は無いと思える。
そんな事を感じた事はありませんか。

しかし、少し視点を変え工夫するだけで大きな効率アップにつながる事があります。
そんなエピソードが「食品工場改善入門」(小杉直輝著)に載っていたのでご紹介します。

「ある工場でたこの冷凍げそをジャンボックスにバラで入れ、一晩かけて解凍し、翌日、水を切って解凍したげそを取り出し成型カットし製品にする作業を行っていた。

1tのジャンボックスからげそを取り出す。冷凍げそは解凍するとげそ同士がくっつくため、それを外すのに男性2名が付きっ切りで作業をしていた。

原料の取り出しも無理な姿勢で行っていた。

参考 ジャンボックス


そこで改善後は冷凍だこを薄籠に入れ、ジャンボックスに沈めて解凍した。
水を切り、げその入ったジャンボックスを成型作業者の横に運搬した。
成型作業者はこのジャンボックスから籠を取り出し成型作業を行った。 
解凍の行程を変えるだけで、ジャンボックスから原料を取り出す2名の男性作業者が不要となった。」

このように現状の「あたり前」を疑い見直せば、効率が上がり、作業負荷を軽減する事ができるかもしれません。

※参考文献:水産タイムズ社 食品工場改善入門 著者:小杉直輝




冷凍原料の水解凍作業は、重労働であり、地道な作業です。

肉の場合には20kg以上の大きなブロックを解凍する場合もあり、作業員のに負担も更に大きくなります。


水解凍の場合は、水温によっても変動するため解凍時間が不安定となり、解凍が終わっていても浸漬したままということも見受けられます。

解凍されたままですと、ドリップが流出してしまい、うま味成分・栄養価も低下してしまいます。


食品工場の場合は、製造ラインを止めることができないため、解凍作業だけのために休日出勤あるいは早出をして解凍作業を行う食品工場もあります。


解凍システム(解凍機・解凍庫)を活用することで、重労働の軽減・作業の効率化、品質向上・歩留まりUPなど改善されます。

冷凍は高品質冷凍を求める時代になりましたが、自然に放置すれば溶けてしまう解凍については、まだまだ周知されていません。


「あたり前」を見直してみませんか。